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LTSpice

LTspiceについて

LTspice®は、強力で高速な無料のSPICEシミュレータ・ソフトウェアで、回路図キャプチャ機能や波形ビューアを備えており、アナログ回路のシミュレーションを改善するための強化機能やモデルを利用することができます。その回路図キャプチャ用のグラフィカル・インターフェースを使用すれば、回路図をチェックしてシミュレーション結果を生成し、組込みの波形ビューアを通じてさらにそれを精査することができます。


FFTを実行するときに

.options plotwinsize=0
データ圧縮を無効にするコマンド。 通常実行すると処理時間などの関係から、データを圧縮するが、FFT解析を行う場合にはこの圧縮が予想外の結果を生むことになる。FFTを実行する予定がある場合は、このコマンドを追加するほうが良い。ただし、シミュレーション結果ファイルは肥大化する。


.tran解析について

各項目は次のような意味がある

項目 説明
stop time シミュレーションの終了時間
Time to Start Saving Data データの保存開始時間、見たい時間範囲が0からではないときに値を入力する。RAWデータの書き出しに影響が出る。
Maximum Timestep シミュレーションをどの程度細かくシミュレーションするかの上限値を設定。ただし、ソフトウェア側で自動的にこれ以下にされることもある。
start external dc supply voltages at 0V 外部電源を0Vでスタートする機能。
stop simulating if stedy state is detected 出力波形が定常状態になったことを検出して停止する。
Don't reset T=0 when steady state is detected Time=0の時は定常状態でも上記の定常状態を検出して停止することをしない。
Step the load current source 電流減負荷をステップ変化させる
Skip Initial operating point solution 素子の初期値を初期値とする。